東京暮色の作品情報・感想・評価

「東京暮色」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

いつものふんわりムードな感じじゃなくて、設定が冬だったり夜のシーン多めだったり、ライティングもいつもとは違う影を強く出すように作ってて、小津安二郎って悲しい話書くときにこんなにあからさまな演出するんだって思った。でもそのライティングがわりと好きだった。
この映画ってものすごく現実的な感じがする。どんなに悲しくても人生は続いていくよねっていう。割と悲しいシーンでもいつもの小津映画でかかってるような軽快な音楽がかかってるし、最後のシーンでお父さんが最初のシーンと同じ生活に戻る感じもこれが現実だなーって。身内が死んでも意外に学校に行ったり仕事してたりするもの。でもそれってなんだか悲しいよねっていうメッセージだったのかな?とも思います。
はじめてちゃんと?人妻してる原節子だったけどめっちゃ美しいっすね…なんか今までにはない官能的な感じがした。
fmkjun

fmkjunの感想・評価

5.0
2012 2012 2013 2014
えな

えなの感想・評価

4.8
こんな小津作品があると知らず観てうちのめされた。
今年初めて小津安二郎や笠智衆を知って観てってるけど、笠智衆があんなにかなしそうな顔してるの初めて見てすくなからずショックだった。
顔が長いお見合い相手と珍珍軒ってお店の名前だけが小さな救い。

観たことないひとには是非すすめたい名作。
のり

のりの感想・評価

4.5
とにかく暗い、救いがない
しかし、ラスト希望の光を見た、という嘘っぽい感想を持たせない、潔さ
人生、救われない人もたくさんいるのだから、映画が娯楽ではないと証明してくれてる作品ではないでしょうか
小津らしからぬ小津でした。あまりに暗い話で最後はショッキングでした。構図や画面は小津なんですが、ストーリーがちょっと濃厚ですね。ユーモア指数も少なめです。有馬稲子の麻雀姿がまじくそかわいいのと、お見合い写真見た笠智衆が「ずいぶん顔が長いねぇ。」と感想漏らすところが見どころです。
aguni

aguniの感想・評価

4.0
13/10/05
Kazu

Kazuの感想・評価

3.5
両親の愛情がなければいけないのか?というメッセージにも取れるラスト。小津の作品にしては妙に収まりの悪い感じがする。全体としてトーンが暗く、主演の有馬稲子も一瞬たりとも笑顔を見せないなど、異色の小津映画。
Akiramovie

Akiramovieの感想・評価

4.0
全体的に それぞれの不幸感が流れる 違ったトーンの小津作品でした。

唐突に 変態テーストや マイノリティ が出てくるシーン。
決まっての何の暗示だか 不思議なシーン。

やっぱり 登場する 長距離列車の指定席が無いの問題。
小津監督は JRの発券システムに対する ある主張を繰り返している様に思える。

それにしても 後の名優がゴロゴロ出てくるのと 若い頃が観れるのが楽しい!

3/7
まつき

まつきの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

<鑑賞直後当時のなぐり書きメモ転記>

・これで小津映画を観るのは6作品目だったけど、こんなに暗い(内容も映像も)作品があるとは!という驚き。

・1957年だから、戦後12年。花札、マージャン、パチンコ、洋酒(ウイスキー)、タバコ、英語の看板、中華料理店、不倫、中絶などなど、時代をめちゃくちゃ反映していたんではないかと思う。そして、多分小津さんは否定的なまなざしを向けていたんではないか。

・戦前〜戦後の共同体にあった、助け合いとか、繋がりとかが、崩壊した時代(と言っても変化はじわじわじゃなく一瞬のことだろうけど)のように見える。前述の文化の多様性が、生き方の多様性を生み、みんなが個人主義に走っているように思えた。その個人主義の蔓延で、義理・人情の喪失があって、小津さんはそれを嘆き、それがこの作品の暗さに現れているのではないかと。
(とはいえ、当時の娯楽はまだ複数人で楽しむものだった。現代は個人で楽しめるものが増えているから、もっともっと個人主義は加速化しているよね。他者排除や不寛容も)

・そして、本作中で唯一と言っていいほど、「義理・人情」を体現したのが、中華料理店「珍々軒」の店主、よしひら。漢字は「義平」。

・有馬稲子はめっちゃ可愛かった・・・!!!

・上野駅から出る夜行列車と、その見送りの光景はものすごく懐かしかった。私も幼少期に乗った記憶がある!

・もしかしたら小津さんの作品の中ではかなり好きな方かもしれない。
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