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箪笥<たんす>のバニラのレビュー・感想・評価

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)
2.6
屋敷に来た少女たちに襲いかかる不思議な現象とそれに隠された理由が明らかになる。
基本は精神障害を患っている姉の思考が映像なので、ホラーを期待する怖さよりも謎を思考するばかり。
映像や音響はホラーしてて雰囲気あり。
姉の視線で物語が進む事がわかるが会話も少なくて考えるヒントも少なめ、場面も変わり現実なのか過去なのか、ましてや幻想なのかもわかりにくかった。
謎をもう少しわかりやすく映像化すれば引き込まれるのだろう、スコアにもつながると思うがなんとなくダメというかおしい。
悲しみの世界観が受け取れなかった。
実の母親と妹には過去に不幸が、姉の精神が崩壊するほどの事件。
ネタバレなし、その事件すら謎と言うことで。
ラストの後ろ姿、姉は家族に愛されたい故に孤立していたのかな。
わかったことは姉の精神異常は尋常ではなかったということ、難解でした。
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