はるごたつ

ツリー・オブ・ライフのはるごたつのレビュー・感想・評価

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)
3.8
監督は哲学者でもあるテレンスマリック。厳格な父と慈愛に満ちた優しい母との間で悩み、葛藤しながら大人になったジャックが幼少時代を回想する家族ドラマ。

家族ドラマとは言っても物語というほどのストーリーはなく断片的で抽象的なシーンの連続。光が揺れ、火山が噴火し、宇宙が誕生、微生物が生まれる。壮大な自然のイメージ映像。恐竜も出てくる。え?恐竜!?ってなる。そして恐竜が恐竜を踏みつけてる。。何なんだ?ってなるよね。だがしかし!

多分そんな宇宙の誕生、火山、流れるマグロ、流れる川が回り回って今の家族に影響している感じ。輪廻。宇宙史と家族史を融合させたイメージは哲学者の監督の頭の中をそのまま映像化した感じだ。

カメラが天才的に上手い。こんなカメラ凄いって思ったのバードマン以来。全てのカットが秀逸で素晴らしいカメラワーク。綺麗な画も撮れるしお父さんに反抗しつつも何かもやもやするジャック、ふとした時に傷つく父の表情や細かい所も決して逃さないからとても伝わる。照明も使わずその時その瞬間しか撮れないブルートーン。これが本物の撮影って感じなので映像だけで見る価値がある!!
どのカットもスナップショット撮ってPCのホーム画面にしたら良い感じなるよ。

テーマは?生命?光?やはり哲学的過ぎるな。キリスト教の色が強い部分があって分からない所もめちゃくちゃあるけどそんな枠も超えてくる作品だと思った。