ハレルヤ

特攻サンダーボルト作戦のハレルヤのレビュー・感想・評価

特攻サンダーボルト作戦(1976年製作の映画)
3.8
1976年に発生したエールフランスの航空機ハイジャック事件。ウガンダのエンテベ空港での人質救出作戦を描いた実話サスペンス。

つい最近においても「エンテベ空港の7日間」でも取り上げられていた事件ですが、本作はテレビ映画としての製作。しかも実際の事件からわずか半年での映像化という早さにビックリ。笑

そしてテレビ用の作品とは思えないくらいの大きなスケール。冒頭で実行されるハイジャックから、国を越えてのやり取り。救出作戦の立案から決行まで2時間半に全て詰め込んでいて、飽きる間もなく見終わりました。

そしてキャストの豪華さも注目。当時の有名俳優が顔を揃える中、チャールズ・ブロンソンはまさしくベテラン軍人らしさが存分に出ていましたね。部下たちを鼓舞し、信頼を集めるその役柄はまさにピッタリでした。

事件を巡り様々なやり取りが繰り広げられる前半と、救出作戦が遂行される後半。それぞれカラーが違っているのも面白い。激しい銃撃戦に建物を吹っ飛ばす爆発。息詰まる攻防戦にはテレビ映画というのも忘れるほどの激しさでした。

テロ実行犯たちが思ってた以上に柔らかい雰囲気で、それほど悪党らしくなかったのがちょっと引っ掛かったところ。実際そうだったのかもしれませんが。それでも実録ドラマらしくストレートな作風は映画としても素直に楽しめましたね。
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