らんらん

おとうとのらんらんのレビュー・感想・評価

おとうと(1960年製作の映画)
3.5
仕事が忙しく放任がちな父と宗教狂いの継母、そんな両親にかわって弟の面倒を見る勝気な姉、微妙な家庭環境で次第に弟の放蕩はエスカレートしていき、そんな日々の中で弟が病で倒れる

全体的にはそんなに面白いとは思わなかったけど、大正期の空気感を出した映像、役者の演技でそれなりには楽しめた
この技法「銀残し」って言うんですね、勉強になりました

先日山田洋次監督の「おとうと」を先に見ていたので少し気になってはいて、実際見てみると確かになるほどと思った

弟役の川口浩の年齢は少し気になるんだけど、岸恵子については特に気にならないのが凄い、元気でかわいくて表情豊かで今まで見た岸恵子で一番良かったかも

あとはラストシーンが印象的、弟の死の直後でも変わることのない気の強さみたいなシーンなのかな
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