おーとり

ジーン・ワルツのおーとりのレビュー・感想・評価

ジーン・ワルツ(2011年製作の映画)
2.0
原作既読者になります。

まず致命的なのが主要登場人物の性格を変更しているところと、原作の肝である「あの患者が実は!」というところを作中の中盤の会話でさらっと曝しているいることでしょうか。

「魔女」とまで呼ばれていた主人公は普通の無鉄砲な女医になってしまっているし、そもそもサスペンスとして描かれていた原作とジャンルすら変わってしまっています。

エゴの塊の男達を軽くあしらうシーンも坦々と語る代理母の手術を行う際にわざと含ませたリスクも若い妊婦さんの小気味良いエピローグもすべてカットされていました。


....残念すぎます.....


原作未読の方がどう捉えるか気になるところですがやはりあまり高い評価はしないように思えます。
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