マキネスタ

緋牡丹博徒 お命戴きますのマキネスタのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 お命戴きます(1971年製作の映画)
3.9
このシリーズは加藤泰監督の作る話が個人的にハマりますね、同じアングルのシーンが多くその細かな違いを比べると何が変わり何が統一されているのかということがわかってきますね、伏線的な意味でもかなり重要です
冒頭の笠のシーンはとても見事です、刀で斬られた笠の切れ目からのぞくお竜の艶やかな顔立ち、かっこよさと綺麗さのダブルパンチが一気にきます、最後のシーンもめちゃくちゃいいんですけど書きすぎるとネタバレなので、、
この作品は明治中期の時代背景をうまく取り入れています、日露戦争前の軍備増強路線の社会とふんぞりかえる軍人たち、覇権争いの任侠たちの絡みとそれで割りを食う百姓、どこか半沢直樹とか見てるみたいでした、笑

いつの世も覇権を握る争いは熾烈を極めますね、なんなら今でさえも
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