翔海

美しき冒険旅行の翔海のレビュー・感想・評価

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)
3.5
父親に連れられ砂漠へ
ピクニックのはずが思わぬ方向に。

雄大な自然に放浪する姉弟たちは大自然の洗礼を受ける。あてもなく彷徨う2人の前に先住民族の青年が現れる。言葉は通じぬが青年はとても心の優しい。青年に案内を頼りに街を目指す。

文明社会と大自然の未文化社会を対比したような作品。自然の世界でも生きるための狩りや肉を捌くシーンをそれぞれの社会で対比させている。生きるために狩りをする、自然のなかで生きる動物が上手く描写されていて次第に世界観に導かれてゆくよう。表紙でも使われてる湖で泳ぐシーンは都会を忘れて自然に魅了されているかのよう。
最後の青年が求愛の踊りを朝までするのだが、見向きもされず放置される。足も腕も限界の中踊り続ける。とても切ない。。
あと、冒頭で自殺した父親。謎すぎる行動だぞ笑 その後に先住民族に車もイタズラされて散々だな。。
翔海

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