岸恵子のこういう役は初めて。乱暴な口調になるのも可愛らしい。田中絹代の継母の憎々しさ、観ているこちらも腹が立つほど素晴らしい。弟役の川口浩、「冒険に出たい」なんていうから、後年の彼の探検を想像して、…
>>続きを読む『プライベート・ライアン』でも使われてた「銀残し」という現像手法を世界で初めて使った作品。
それをする事で、いわゆる雰囲気が出る(雑なまとめw)。まぁ、カッコイイって事ですよ。
コントラストが強くな…
弟が結核で死ぬまでを描く。正直いえば、さすがに古い。1960年だから、60年前の作品。当時の結核による死もどこか遠い世界。
強気な姉役の岸恵子が和服というのもどこか違和感を感じてしまった。時代とし…
家庭内のチグハグも相まって、やんちゃを繰り返す青年が、病に倒れる話。病気が家族の距離を縮める。不安と現実が本当にみるべきものを提示する。結局は兄弟で、根底に変えれぬ優しさと、愛がある。彩度を抑えた銀…
>>続きを読む銀残しという手法を生んだ記念碑的作品。
何故こんな加工を施したのかと思ったら、やはり当時のテクニカラーだと明る過ぎてこういう理由なき反抗じみて鬱屈とした作品には合わず、かといってモノクロだとあまり…