素晴らしい。この映画の見所はなんといってもその色彩。いわゆる「銀残し」という手法で現像されたため、色が暗いトーンで均等に配置されている。そこにいい感じに赤や紫の崩しを入れることで、より鮮明に事物を際…
>>続きを読むすんごいダメな弟と、その尻拭いをさせられるお姉ちゃんの話。弟はダメなんだけど彼なりの正義に基づいて行動してるのがわかるから切ない。弟役の川口浩の無邪気な笑顔が印象に残る。
ラストを思い出すだけで泣け…
家族といえども、人間自分勝手
姉だけが健気に、'しっかり'と振舞っている
しかし、'ダメ'なおとうとを、嫌いになる事は絶対に出来ないのだ
そして、おとうとも姉が本当は大好きなのだ
そんな家族の…
のっけから息苦しい家庭環境で岸惠子が気の毒になる。そんな中でも家族愛のようなものを何となく感じられたのは良かったけど、弟の川口浩が甘ったれのロクデナシすぎて、終盤の感動するはずのシーンに感情移入でき…
>>続きを読む山田洋次監督から入りました。
でも市川昆監督のがあるのは知ってました。
やっと観られました...!
なるほど、山田洋次バージョンはうまく現代に置き換えられてる。
おとうとがねぇ、本当にこの映画の…
市川作品における岸恵子の美しさは上品でありながら勝気なキャラクターによく映える。コントラストの効いた宮川一夫の撮影が重々しい物語に一層深みを与えている。憎々しい田中絹代の演技も良いが、歯切れの悪いラ…
>>続きを読む宮川一夫カメラマンにより映画史上初めて"銀残し"という手法で撮影された映画。
"セブン"や"プライベート・ライアン"などもその撮影法だったそうです。
岸惠子演じるげんと、川口浩演じる碧郎の姉弟愛を…
長男に甘い父親、悲観的な母。家族の精神的な大黒柱の長女、そしてやくざな弟。
全員が不完全なんだけれども、どこかで見た事があるような家族像。
岸惠子がとても美しく、母親っぽい役目をしながらも長女という…