邦画では間違いなく一番好きな映画です。
『幸せ』のかたちは人それぞれです。
出世に生きてもいい
お金を稼ぐことに生きてもいい
愛する人が側にいるだけでいい
この世にはいろんな『幸せ』があるけれど、たそがれ清兵衛という人は例え貧乏でも些細な日々の幸せを味わって生きています。
そこには損得勘定はありません。
ただひたすらまっすぐに一生懸命に日々を生きるだけです。
他人には何の面白味もないかもしれないけれど、その生活の中には確かに幸せがある。
毎日忙しなく生きていますが、こういうあたたかい生き方をしてみたい、日々の生活を味わって生きてみようと思わせてくれる作品です。
何か壁が立ち塞がったとき、人生で迷ったとき、自分の中での大事な決断をしなければいけないときにもう一度観たいです。