むぎたそ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のむぎたそのレビュー・感想・評価

-
テレビ版全26話見た後だと物足りなく感じる。

ただこれは、作品どうこういうより、この作品にまつわる個人的な懐かしさがものすごい。
大学一年の夏、日テレの夏イベントでバイトしてた際に(そのバイトは大学のサークルからまわってくるバイトで四年間やっていた、まあまあ楽しいことでラクに稼げるし、同じサークルの人たちもいるし、かなり楽しい感じだったのだ!)、今作の公開記念でロビーかどこかでエヴァの展示やってて(たぶん初号機の巨大海洋堂フィギュアの展示?)、その場所のスタッフやってたこともあり、ずっと宇多田ヒカルのテーマ曲を会場で聞いており、何回も聞くうちに好きになってきて、というか、ふつうにまわりで、エヴァが流行ってたので、初めて、エヴァを観に行ったのだった。劇場で観て、テレビも何話か観たかな。
私の属する学科のオタク的な嗜好を持つ人たちはもちろん、mixiにいる同世代の非オタもみんなが話題にするような、そんな感じのブームだったことが印象的なのだ。今まで(私が中高生のころは)漫画アニメ好きとか公言できなそうな時代だったのに(言ったら迫害される)、みんながこれは見るみたいに言えるのがエヴァで(ちょっとオシャレっぽかったし)、ライトなオタクが大量に出てきた時代でもあった。ああ、「オタク」も市民権を得たのか、と思った。

映画は一人で見ることが多いが、エヴァの新劇場版は毎回人と行ってて、人間関係の推移って感じだなー、とかも思う。その時一番仲いい人、みたいな。
序とQを一緒に見た友人(それぞれ別の人)は疎遠になっちゃった。破を見た友人は一年に一回手紙のやりとりくらいかな。
むぎたそ

むぎたそ