けんたろう

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のけんたろうのレビュー・感想・評価

-
何も知らない僕に『シン・ゴジラ』のヤシオリ作戦の源流を教えてくれるおはなし。


はじめ、展開が急すぎて全くついていけない。
そのためか、臆病すぎる碇シンジ君にも感情移入できず、第三東京市という謎の都市にただ飲み込まれるだけだった。

だが精神的に追い詰められ、恐ろしい体験を何度もするシンジ君、それほど強くもないのに、運命から逃れらないシンジ君を見ているととても辛いものがある。

そんなシンジ君、友達ができて、色々なものを見て、最終的には一人の少女を助け出す。
この救出劇、続く2人の会話が本当にいい。
もちろん2人の仲に入り込めるほど、僕は物語の中に入り込めてはいない。まぁそれは物語の進み方がやっぱり急すぎるためではあるだろう。
だから第三者としての目線でしか見られないが、第三者としても見ても本当にいい。
彼は確かに強くないかもしれない、だがかっこよかった、そう思える一幕である。


さらにエンドロールで流れる主題歌。
宇多田ヒカルってすごいな。なんかもう本当にくぅあぉうって感じ。心をビートさせるこの曲は映画館で聴きたかったなぁ。
とは言ったものの、俺がちょうどマイケル・ベイに魅せられていたガキの頃の作品みたいだから、ちょっと無理があるな。
まぁいいや、残り2作も家で観るとしよう。