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ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオンのhideharuのレビュー・感想・評価

2.8
2019.6.24 DVDで鑑賞。
イタリア版DVDを購入。

「ネオヒロイックファンタジア」っていったい何?

原作があるようですね。それもギリシャ神話を基にしているのに日本人が書いた小説みたいです。なかなか面白い発想だとは思いました。

神々がまだ神となる前の時代の話と前置きがあるので人間として描かれているのかと思ったら、やはりファンタジーなので怪しげな妖術みたいなの使ったり、巨大な女神が出てきたりするのでチョッと思ってたのと違うなぁ〜なんて思いながら見てました。

ギリシャ神話ではゼウスとポセイドンが結託してハデスを地下の世界に閉じ込めたはずでなかったかな?なのにここでは海を治めるポセイドンと地上を治めるゼウスということで事あるごとに戦争をしているようです。そしてゼウスが引きこもりの気の弱い人物として描かれているのもチョッとやり過ぎなような。

他にも神話で聞いたことのある名前がたくさん登場します。ギリシャ神話に詳しいわけではありませんが取り敢えずは知っている名前が出てくるのは嬉しいです。

物語そのものはアリオンが子供の頃に育ての母親から引き離されて、その血筋ゆえに最強の戦士となり頭のおかしいゼウスを成敗すると言う分かりやすいものでした。

「アリオン」が公開されていた頃は日本にいたのですがこのアニメ映画の存在はこのDVDを買うまで知りませんでした。
レビューの数もアニメ映画にしては少な目で驚いています。大体この手の映画には熱狂的なファンが大勢いそうなので。
自分はファンと言うほどではないものの割と良いアニメなので多くの人に見てもらいたいと思います。
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