エアール

幸せの1ページのエアールのレビュー・感想・評価

幸せの1ページ(2008年製作の映画)
3.6
南太平洋の孤島にて
海に出たパパの帰りを待ち続ける11歳の女の子、
嵐に遭い船が破損、島で自分の帰りを待ち続ける愛しい娘のためになんとしても帰らなければとあの手この手を試し奮闘するパパ、
外出恐怖症の気がある作家はひょんなことから女の子が孤島で助けを求めていることを知り意を決して女の子の元へと、…
こうして3者の運命が動き始める。

アビゲイル・ブレスリンがまだあどけないこのとき‼︎
っといても場面によってはハッとさせられる大人の表情もしちゃったり。
さすが天才子役と言われるだけのことはありますね 笑
本作ではリサーチのために海へと出ていったパパの帰りを待ちながら
島への上陸を試みるよそ者たちから島と、自分らの生活を守るために
アシカのセルキー、トカゲのフレッド、
鳥さんのガリレオ、など
愉快でえらく利口な動物さんたちと行動を共にしちゃいます。

それからやはりなんといってもジョディ・フォスターですね 笑
一癖も二癖もある変人作家をコミカルに演じてくれてます。
彼女が演じるキャラとしてはなかなか珍しいキャラなんじゃないかな〜と。

海で大変な目にあうブレスリンのパパにはジェラルド・バトラー。
悪顔なんですが、本作では非常に娘思いのパパさんでした。
加えて、フォスターが書く大人気シリーズの冒険物語
ーーその主人公のアレックス・ローバーにも扮してるので
一人二役になりますね。


海洋生物学者にして、作家でもあるジャックことバトラー、
彼と亡き妻 エミリーとの間に生まれた一人娘 ニムことブレスリン。
海図にも載っていない島にて、自分たちのプライベートアイランドとし
そこでのなんとも風変わりな暮らしを送る日々。


時を同じく
作家のアレクサンドラことフォスターは
非常に几帳面で、自身の世界に閉じこもる質。
締切日が間近に迫るも
新作で結末の迎え方に思い悩む
ーー舞台は火山らしいですが…


今後の展開の参考になればと
ネタ、そしてなにかとっかかりを得るために
アレクサンドラが送信する1通の電子メール
ーーその相手とは
著書も出版しており、地質学にも明るいジャックであった。
パパ不在の間研究助手としてメールに返答するニム、
こうやってできたつながりが今後の運命を決めていくわけですが…。


2日後に戻るよ、と言って海へと出ていったパパが帰って来ない、
募る不安と孤独、バカンスで島にやって来た見知らぬ金持ちたち、
ニムとのメールのやり取りから彼女が置かれてる状況を理解したアレクサンドラは
ニムを助けるべく
決死の覚悟で16週間引きこもっていたアパートの一室から外へと踏み出す…


子供心が燻られるユニークな設定が
とても良かったです。
各々のキャラとも相まって思っていたよりも楽しめました。
プライベート・アイランド、ええですな〜 笑
エアール

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