みや

この子の七つのお祝にのみやのレビュー・感想・評価

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)
3.5
あなたのお父様を見つけてちょうだい。
そしてお母様とあなたを捨てた復讐をしてちょうだい。

毎晩、母親の岸田今日子に囁かれ、7つの誕生日(元旦)に、美しい着物で着飾った横で、母が首と手首をかき切って自死するプレゼントをされた娘の話。

岸田今日子の囁きが一番ホラー。
とにかく、どのシーンの今日子も不穏でならない。

血は赤インクだけど、手首切ったからって、あんなにばしゃばしゃは出まい。

ネズミに顔と首を噛まれて死ぬとか、心が病んでやっちまったとか、なんとなく想像ついてたラストが居た堪れなすぎて、どんよりして終わります。
救われない話は韓国物で良くあるけど、日本だってこーゆーの得意だっただろうに。

岩下志麻のセーラー服姿も衝撃でした。
服装もだけど、すげー髪型してた。
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