観たいと思ってから12年が経過してた（！）
あらすじも大して知らず、質感と出演者とざっとした評価だけで観たい映画リストに入れたまま、変わったタイトルだけに忘れることもなかったけど、なんで急に観ようと思ったのか自分でもナゾ。
こんなにブラック色が強いとは全く思ってなかったけど、でも、観てよかったー。
2008年と言えばちょうどオバマ就任の頃。
その後のトランプ就任からのBlack Lives Matterでもう一周して、この数年の映画だけでもドリームやグリーンブックからゲットアウトまで、もういっそ普遍的テーマなのかも知れない・・
でもそれって人種間モラルは10年経ってもほとんど成長してないってことじゃあないの？？
いや、オバマの後だからこそ煽りやすかったのか・・
なんて、おカタい考察はこんくらいで。
なんか演技の功か結構泣いてしまった。
ダコタ・ファニングもすっかり大人だけれど、感情的な演技はホント上手かった。
ちょっと昔の安達祐実に似てるなとも思ったけど(笑)
ふとした台詞にも沁み入るものがあったり、クイーン・ラティファの表情の優しさったら！
母性を抽出して顔にしたらこうなるのかというくらい、見てるだけで包まれるようなお顔でした。
あとは衣装と車が素敵！
クラシックなピックアップっていつどう見てもカッコイイ！
ブラックだからこそ着こなせるようなカラフルなドレスの数々もすごく仕立てが良さそうで見ててワクワクした。
若きアリシアのスタイルの良さにもびっくり！
今はだいぶナチュラルにおっきくなっちゃったしなー(笑)
テーマ性の割に意外と押し付けがましくなく嫌味もない後味になんだかちょっと心洗われて、休日一人の昼下がり、有意義に過ごさせて頂きました。
