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陽炎座のumekoのレビュー・感想・評価

陽炎座(1981年製作の映画)
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子どもら一座の歌舞伎劇と大楠道代の浄瑠璃人形
終演に近づくにつれ引きずり込まれてゆく。

儚げな淡色エフェクト、極彩色、耽美、死の匂い、鮮烈。

(大正時代を模してるけどちょいちょい80年代からみた大正という感じがして少し萎えてしまったけど、着物や日本のフラッパーガールたちから大正浪漫を充分に感じれたのでそれはそれでよしとした。)

寺山修司の『上海異人娼館』が過ったのだけど同じ1981年公開年だったのか。


自分の名前呼び合って舌を見せ合いまくる謎の行為エロすぎ。

そんでもって加賀まりこ(当時38歳)から溢れる成熟した色気…堪らない。
あんたが一等賞や!

しかし松田龍平ほんとに父親のDNA引き継いでるな〜


『恨むも惚れるもおんなじことですよ、女にとっちゃ』

恨むも地獄、惚れるも地獄。

狂気!!!
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