まぁびっくり

レッド・バロンのまぁびっくりのレビュー・感想・評価

レッド・バロン(2008年製作の映画)
2.4
 あまりおもしろくなかったので、何回かにわけてだらだらと見てしまった。なんでおもしろくなかったのかというと、WW1を長いスパンで描いて描いているために、シーンごとの感情のつながりが分断されがちになっているからじゃないかな。
 敗戦国ドイツの戦争映画だからか、「戦争はいけない」という悲壮感は強く感じる。そういう前提があるから、レッド・バロンが最後に「兵士をだまして戦場に送るような不死の象徴ではいたくない」と思ったのもわかる。でもそれ以外の感情の動きは基本的に弱かったような。時間の流れがあっただけというか。レッド・バロンと看護師の恋模様はその最たるものな気がする。弟が最初と最後で同じ発言をしても意味合いが変わるっていうのも、彼の心境の変化がわかりにくかったから、ふんわりとしか伝わらないかな。
 まあ私が入り込めてなかったからそう思うってだけかもしれないけどね。

 あと ドイツ映画で監督も俳優も基本的にはドイツ人だけど、英語の映画で驚いた。ヒロインの女優はイギリス人だし。映画というよりドラマっぽい画面だと感じたけど、たぶんお金はかかってるんだろうしな~。ロケ地も多いし。ドイツの人たちが見る大衆向け戦争映画だよね、たぶん。でもCGのクオリティは2008年といえども、あんまり高くないような。
 ドイツ語を話すと字幕が〈〉で囲まれる。フランス語も少々。
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