ピンフまんがん

家族の肖像のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
3.5
この映画はいろんな考えはあるかもしれないが、個人的には家族の姿は変えようがない、どうにもならない、だからそれを飲み込んで前を見て生きていくしかないんだというメッセージが多分に含まれていたように感じます。
家族という特別な空間、そのなかで主人公を通してどう思ったかを委ねるという、なんとも味わいのある作品でもあり、ヴィスコンティ監督のブレない精神を感じました。
 それにしても、この人の映画は女性を撮るのがうまいのかどうかは図れないけど、綺麗に撮るんだなといつも思う。