カタパル

家族の肖像のカタパルのレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
3.3
ドイツ三部作の撮影中に体を壊したヴィスコンティ。これは復帰作。

今回の主役はフェンディとイヴ・サンローラン!

老人と魅了的な若者という構図は『ベニスに死す』と同じ。老人はより年老い、若者は子供から青年に。その魅力的な若者がヘルムート・バーガーが演じるコンラッド。衣装提供は相変わらずウンベルト・ティレリなのですが、当時ヴィスコンティと関係があったヘルムート・バーガーだけ(!)フェンディとイヴ・サンローランの衣装提供となりました。

ヘルムート・バーガー演じるコンラッドはなかなか勇ましい役割なのですが、イヴ・サンローランの衣装は少しフェミニン。そして、フェンディから提供された毛皮がゴージャスなこと!色気をプンプン漂わせます。動物愛護が叫ばれる昨今では難しいでしょうね。なお、ヘルムート・バーガーはサンローラン役を映画『サンローラン』で演じているので、次はそれを観る予定。

相変わらず、内容はどうでもいいです。ヴィスコンティの映画はファッションと貴族の様式美を楽しむものです。