3月13日 DVDで観賞
1940年代のメキシコ映画。この時代のメキシコの映画は観たことがないので珍しい。ハリウッドでも活躍していたペドロ・アルメンダリスの本国での演技を観られた。
原作はヘミングウェイの寓話的小説で、貧しい漁師が大きな真珠を手に入れた事で周囲の嫉妬を買い、悲劇に見舞われるという、「分不相応な富は身を破滅させる」教訓噺。この時代のメキシコというと、ディズニーの「三人の騎士」ぐらいしか見たことがなかったので、寒村の貧しい庶民の閉塞した日々が胸が詰まった。しかし、海、浜、鬱蒼とした密林、荒涼たる山とメキシコの自然が活き活きと写し取られているのも印象的だった。
