97年、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督作。
黒と白、赤青黄で織り成す怪物譚。
闇に差し込む光も使い分けがされていて面白い。
不穏さを象徴するかのような青、
神聖さや希望を象徴するような純白、
人工物の黄色。
色彩と照明の美はこの頃から健在。
そして監督のもう1つの持ち味、グロテスクさも発揮。
OPシークエンスと冒頭の昆虫で引くなんて甘っちょろい!
ブリブリデュルデュルザクザクスリスリ、人間vsヤツらの生死をかけた(でも静かな)戦いが始まる…!
mimic=擬態の使い方が面白かった。
『パンズ・ラビリンス』の人気シーン、ペイルマンからの逃亡シーンの原型も観れた気がしてお得感があった。
昆虫やGが嫌いな方は絶対に視聴、ダメ、絶対。笑