さききち

ミミックのさききちのレビュー・感想・評価

ミミック(1997年製作の映画)
3.2
97年、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督作。

黒と白、赤青黄で織り成す怪物譚。
闇に差し込む光も使い分けがされていて面白い。

不穏さを象徴するかのような青、
神聖さや希望を象徴するような純白、
人工物の黄色。

色彩と照明の美はこの頃から健在。
そして監督のもう1つの持ち味、グロテスクさも発揮。
OPシークエンスと冒頭の昆虫で引くなんて甘っちょろい!
ブリブリデュルデュルザクザクスリスリ、人間vsヤツらの生死をかけた(でも静かな)戦いが始まる…!

mimic=擬態の使い方が面白かった。

『パンズ・ラビリンス』の人気シーン、ペイルマンからの逃亡シーンの原型も観れた気がしてお得感があった。

昆虫やGが嫌いな方は絶対に視聴、ダメ、絶対。笑
さききち

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