タカシ

ミミックのタカシのレビュー・感想・評価

ミミック(1997年製作の映画)
2.9
『ミミックといえばドラクエ』


「ミミック」って「擬態」って意味だったんですね。

という訳で2018年アカデミー賞に輝いた「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督の97年の作品。

科学が自然に復讐される、というとまさしく「ゴジラ」な訳で、デル・トロ監督のルーツっぽい感じ。

致死性ウィルスを媒介するゴキブリを駆逐するため放たれた遺伝子操作された昆虫が進化し、人間を襲うというホラー。

おそらくは97年当時に見てもそこそこちゃちかったんじゃないかなあと思う。「ジュラシック・パーク」、93年ですよ。

脚本も実に5人がクレジットされ、さぞ混乱していたのではないかと想像される。実際なかなか盛り上がらないんだよねぇ。

ミラ・ソルヴィーノはきれいなんだけど、すごい科学者には全く見えない。
なかなかものすごい事態が進行しているのに、最終的に4,5人で物語が進んでいくのに、少しがっかり。

この作品の製作はミラマックス。悪名高きセクハラプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの会社だ。
ミラ・ソルヴィーノは性的な被害はなかったものの、それを拒否したため他の仕事の妨害をされたそうだ。
いやになる話だねえ。
CS(FOX MOVIE 18.03.27録画)にて。18.03.28
2018#030
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