遺伝子操作によって作られた新種の昆虫がニューヨークの地下鉄で繁殖するというSFホラー。
昆虫学者・スーザンは、
子供を死に追いやる伝染病を防止するため、
感染源のゴキブリを全滅させるべく新種の昆虫を開発するが…。
本作は、
ギレルモ・デル・トロ監督の記念すべき、
ハリウッド進出第1作でもあります。
本作には沢山のゴキブリが出てきますので、
虫が苦手な場合は見ないほうがいいと思います。
新種の昆虫“ユダの血統”は、
タイトル「ミミック」通り、
生物学における「擬態」を意味するわけなんですが、
昆虫が人間に擬態するその造形が素晴らしい。
でも、
アリとカマキリの遺伝子を合成したわりにはゴキにしか見えないけど。
良くも悪くもモンスターパニックの定石を踏んだストーリーであり、
クリーチャーホラーの王道を抑えた良作だと思います。
公開当時に観たときはミラ・ソルヴィノは知っていたけど、
改めて観ると、
ジョシュ・ブローリンや、
ノーマン・リーダスが出演しています。
ノーマン・リーダスの若かりし頃の姿を見ることができる貴重な作品でもある。