2作目なのに名作と呼ばれているシリーズみたい。
200分と聞いてはちょっと尻込みしたけど、コロナ罹患により時間がたっぷりある身としては今見るしかない気持ちで鑑賞。
物語前半はちょっと眠くなる展開だったけど、後半からの展開で「なるほど、こういう映画だったか」と理解し、
やっとこの映画の良さが解ってきた。
悲惨な境遇の幼少期を過ごしながらも、人情味があって誰からも慕われる一方で、やる時はやる覚悟を持ったヴィトーが大物になっていく姿は、
晩年のヴィトーを知っている受け手側からすると気持ちがいいサクセスストーリーを見ている気分。
対照的に、大学に通い何不自由なく育てられたマイケル。頭はいいが人情味に欠けていて、彼の周りからは人が去っていき孤独になっていく。
二代目の苦悩があったとしても、やはりマイケルはトップの器ではなかったみたいだ。
兄のソニーは感情的になりやすく頭は切れるほうではなかったが、人情味はありそうだ。
どんな組織だろうとトップに求められる資質は頭のキレより人情味と度胸がなにより大事なんじゃなかろうか。
ヴィトーの偉大さが身に染みるし、この後もう一回パート1を観たらもっと楽しめそうだ。