KnightsofOdessa

ゴッドファーザーPART IIのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
3.5
[] 70点

前作を観てから10年近く経ってると思うが(もう10年も経つんだ…)、冒頭の結婚式とかソニーが銃撃されるとことか孫と戯れてる最中にヴィトーが死ぬとことかを断片的に覚えているので、そのまま第二部に突っ込む(流石に3時間あるので復習する気が起きなかった)。今回は前作ラストでファミリーを受け継いだマイケルの孤独と前作で亡くなったヴィトーの権力掌握という、前日譚と後日譚が交互に語られている。とはいえ、基本となるのはマイケルの苦労物語であり、その途中に挟まれるヴィトーの物語はトントン拍子でずっとわいわいしてる。ヴィトーの物語は興味深いが、1901年に英語もわからず知人も一人もいない状態で渡米した9歳の少年がどうやって生き延びたかを知りたかった気もする。NYに到着したと思ったら、次のシーンでは結婚して子供までいるという。成長したらロバート・デ・ニーロだからって『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で補完しろとでも?!前作が面白かったのと前評判の良さから期待しすぎた感あり。前作と今回でダイアン・キートンの前で扉閉めるやつ被せてくるのは面白いんだが。それにしても、『バルド』等々最近の映画の貧相な金の使い方を観てから、本作品のような金の使い所を分かってる映画を観ると、まるで自分が正しく金を使ったかのような錯覚すら覚えて清々しい気分になる。残り6本。
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