広島カップ

ゴッドファーザーPART IIの広島カップのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
3.8
このシリーズを観ていて"家長の苦労"ということを強く感じてしまうのは私だけでしょうか?笑
家を家族を維持していく家長の大変さに洋の東西は関係ないんだなぁと感じてしまいます。

マフィア同士の会話はいちいち迫力がある。
大声出さなくても、視線や表情で押してくる。
冷静に話をしているようでも心の底で「なめんなよコノヤロウ」と思っているのが手に取るようにわかり、この先誰かが"消される"ことになるんだなという緊張感が漂います。

マーロン・ブランドの後をとるのは結構な重圧のようでアル・パチーノの演技はいつも以上に入れ込んでいるように見えます。

一作目のブランド演じるドン・コルレオーネは貫禄の塊のような存在感でした。
アルパチの役柄としての立場でも「お父つぁんの貫禄に早く近づくんだ!」と力んでいる若き二代目の役ですし、俳優としての立場でも名優ブランドを意識して「こちとら期待の新星、名優を越えてやるぜ」の力一杯の演技のようです。
パッケージにある彼の眉間にシワを寄せて傾いている表情がその辺を象徴しています。
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