パピヨン

招かれざる客のパピヨンのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.0
スタンリー・クレイマー監督とは、「手錠の まゝの脱獄」や「ニュールンベルグ裁判」と本作品で遭遇。
主演のシドニー・ポワチエとは、「野のユリ」「いつも心に太陽を」「夜の大捜査線 シリーズ」等々多数で、ハリウッドでの黒人俳優の先駆者ですね。
サンフランシスコ空港からタクシーに乗り込む若いカップルに、周りの人々は冷たい視線を浴びせていたのです。が、黒人青年ジョン(シドニー・ポワチエ)と白人女性ジョーイ(キャサリン·ホートン)は気にもとめず、親しげにお互いだけを見詰めあっていました。 ジョーイの母親(キャサリン·ヘップバーン)は、娘の婚約者が黒人だと知り、驚きながらも受け入れて行きます。父親(スペンサー・トレイシー)は、経営している新聞社では差別と戦いながら、自身の事となると認められずにいます。それはジョンの両親も同じで、母親は賛成するが父親は息子の事が心配で、認める事が出来ません。人間の心は複雑で、黒人家政婦もジョンを認める事が出来ないようです?二家族は一つのテーブルに付けるでしょうか。
どこの国でもいつの時代も、差別との戦いは終結する事はありません。でも昔は余りにも露骨で、無知な子供の残酷さの様な世の中だったようです。無知が最大最強の悪ですかね。
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