雨と月

招かれざる客の雨と月のネタバレレビュー・内容・結末

招かれざる客(1967年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

世界的にその名を知られる黒人医師ジョンはハワイで知り合った白人女性ジョーイと人種の壁を越えて結婚を誓い合い、
互いの両親の許しを得るため会いにいくが、互いの両親は相手を見てショックを受ける。
ジョーイの父親は新聞社の社主でありリベラリストであるが、娘の結婚はどうしても認めることができない。
ジョーイの母親は最初はショックを受けるが、娘の今までみたことのないような幸せそうな顔をみて、結婚を認める。
ジョンの父親は反対で、何のために今まで必死に仕事をこなしお前を育ててきたと思ってるんだ、とジョンをなじる。
ジョンはそれに反抗し、必死に働いたのは父さんの仕事だからで、自分とは関係ない、自分のことは自分で決める、と言い切る。
ジョンの母親は最初驚きはしたが、お互いが愛し合っていれば何も問題がない、とジョーイの父親を説得する。
結局、ジョンの母親の言葉を受けたジョーイの父親が、過去自分が結婚した時の事を思い出し、
二人が本当に愛し合っているならば結婚は止めない、と云って結婚を認める。ジョンの父親も賛同し、二人はめでたく両親の許しを受けることができた。めでたしめでたし。
というお話。

黒人はあれだけ白人に見下されているのかと、日本にいては感じることができないから、驚き。
本映画の黒人は著名な医者だったから結婚が許されたのもあると思うが、普通の黒人だったらどうだっただろうか。
それでも愛があれば結婚を認めようと云っただろうか。
結婚に一番大切なものは何なのだろうか。
結婚する前に一度見ておくといい映画かもしれない。

ジョーイが凄く魅力的だったな~。あんな女の子になりたい。
会って二週間足らずで黒人と結婚を決めるなんて…何も考えてない女だと、最初は思ったけど、彼女は全てを理解した上で、両親は許してくれると思っている。非常に強い女だ。
ジョーイみたな人間が増えれば、差別なんてなくなるだろう。
ほわほわしてるのに、芯がある女性って憧れる…
雨と月

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