ねぎおSTOPWAR

招かれざる客のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.0
黒人医師で世界的に活躍するジョン(シドニー・ポワチエ)と、ジョアンナ(キャサリン・ホートン)が結婚を決意してサンフランシスコのジョアンナの実家に向かうところから話は始まります。

主題は人種差別が色濃い時期のアメリカでの黒人と白人の結婚にまつわる問題と愛。

一応主演はスペンサー・トレイシー。アカデミー賞主演男優賞ノミネート9回、うち受賞2回です!

シドニー・ポワチエはアフリカンアメリカン役者の草分けでデンゼル・ワシントンも尊敬する方。

あとね、お母さんクリスティーナは実際娘役のキャサリン・ホートンの叔母さんでもある名女優キャサリン・ヘプバーン‼️アカデミー主演女優賞はスペンサーを上回るノミネート12回、受賞4回‼️

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アカデミー受賞作品を観よう138(1967年第40回脚本賞/主演女優賞キャサリン・ヘプバーン)
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以下は少しストーリーに関わること書きますのでお気をつけください!



もしご本人やお子さんにとって今《結婚》がリアルでしたら、是非ご覧いただきたいと思います。
映画は異人種間の結婚について描かれますが、普遍性が高い中身だと思うのです。

この作品が絵空事でないのは、黒人による黒人差別もあったことと、リベラルを自認する人でも、いざ自分のこととなると話は別になってしまう描写をしたこと。
これは意義深いと感じます。誰もがドキッとするところですよね。

そして様々なセリフがとても重い!
みなさん必ず共感できる人や言葉があるでしょう。
そしてラスト スペンサー・トレイシーのセリフは社会へのメッセージ・・。