ねこたす

007/慰めの報酬のねこたすのレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
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前作カジノ・ロワイヤルのEDから続くような冒頭。
銃口と対峙するシークエンスから始まらないことに驚いた。
それでも、OPムービーは前作よりも好き。

個人的には上映時間はコンパクトにまとまっていると嬉しいけど、この作品では物足りなさを感じてしまった。
なので、カジノ・ロワイヤルと合わせて一つの前後編と考えて、前作を補完する作品と考えれば納得できる。

冒頭追跡シーンはやはり素晴らしく、街並みと共に映える。仕掛けめいた攻防も、なんだか香港映画のようだ。
それでも、せっかくの拷問シーンはあっけなく終わる。ちょっと楽しみにしていたのに…。

わずかな手がかりを元に、ボリビアへ飛び立つボンド。なんだかMI6での扱いも雑になってきているような。
タッチパネル式の机や、スクリーンが近未来的なガジェットで楽しい。あんなスマホみたいなカメラで、一人一人の素性を把握するなんて、どれだけの技術力だよ笑

会合に集まっていた連中にはきな臭い人間もいて、ボンドは支援が受けられない状態になる。頼るのは、いらぬ疑いをかけてしまったマティス。
そんな彼の最期が、前作と対になっているのも面白い。

なんだかボンドガールの扱いも雑だったなあ。ただ空港から案内して、寝ただけやんけ! しかもベッドシーン無いし!
その報いがあれか…。脚かけたのが悪かったのかしら

あまり魅力のない航空戦の後、敵の真の狙いが分かる。まあ、オイルじゃなかったらアレだろうと予想は付いていたけど。

しかし、敵も魅力がないよなあ。実は強くても拍子抜けだけど。喚いてるだけだし。イカした現代建築が爆破されてく画は面白かった。

あれで、ボンドは気持ちに整理が付いたのだろうか。プロになれたのだろうか。「友人」という言葉が重い。

さて、スカイフォールで口直ししますか。