鷲尾翼

007/慰めの報酬の鷲尾翼のレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
3.5
【まとめシネマ】#623

【まとめ】
* 往年のジェームズ・ボンド
* 安定を狙いすぎた物足りなさ
* カジノ・ロワイヤルがスゴすぎた

前作「カジノ・ロワイヤル」で一新したジェームズ・ボンドを生み出したダニエル・クレイグが本作では日焼けした小麦肌が印象的。このビジュアルはショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンなどが演じた往年のジェームズ・ボンドを思わせる。

しかし、物語が安定を狙いすぎてる。
シリーズを通して、キャラの変動もないし、物語の動きもない。

これは考察だが、2006年に「カジノ・ロワイヤル」でダニエル・クレイグ版がスタートして、本作はその2年後に公開された作品。前作は成功したが、仮に大コケした場合で考えた「Bプラン」をもったいないから制作した感じ。

本作は、欠点が少ない平凡な作品。
というより「カジノ・ロワイヤル」がスゴすぎた不遇な作品。
鷲尾翼

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