このレビューはネタバレを含みます
あ～あ。見ちゃいましたよ。見ちゃいかんモノを・・・
妻とお腹にいた子供を惨殺された男が壮絶な復讐をするお話。
韓国映画のグロさと救いの無い結末には多少の免疫があった私にも、この結末は重かった・・・
スヒョン役のイ・ビョンホン、何となく優男のイメージがあったけどアクションは最高に決まってた。そしてギョンチョル役のチェ・ミンシク兄貴。もう全てがヤバいです。完全にイっちゃってますから。
大体GPSのカプセルを飲み込ませて半殺しにしながらも殺さずにわざと逃がしてはまた追いかけ、さらに痛めつけるなんていうストーリー韓国人じゃなければ思いつきませんから。ひーひー言いながら這いずるギョンチョルに「これは始まりだ。どんどん残酷になる」なんて言い放つスヒョン怖いよー。
目を覆いたくなるような残虐なシーンを見せつけられるのではと腰が引けていたチキンな私も「え、なにこれ。意外と大丈夫。どころか何故か爽快！胸がすくわ～。やっちまえ！」っていう意外なノリだったんだけど、義父と義妹が犠牲になる辺りからなんだか笑えなくなって来てしまった。
結局スヒョンは決定的にギョンチョルに負けたんだと思う。幾ら肉体を痛めつけようと、ギョンチョルの精神はこれっぽっちもへこまない。最後にギロチンで首をぶッ跳ねても死んだ家族は戻って来ない。背負っていくスヒョンに救いは無い。観終わった後心がどんより暗くなってしまった。後味悪い作品でした。
でも血しぶきブッシャ―！とかエグい死体とか怖いもの見たさで見きっちゃった。ハラハラドキドキ目が離せないようなカーアクションもあったしね。
やっぱり韓国映画凄いわ。くせになりそう。業が深くてドロドロですわ。
観てない人にはお勧めです。ハムニダ。
