LEONkei

原爆下のアメリカのLEONkeiのレビュー・感想・評価

原爆下のアメリカ(1952年製作の映画)
3.3
米国本土各主要都市に無慈悲にも次々とボンボンボンボンと核爆弾が投下され、手も足も出ない米国政府や軍や神に縋っても阻止できない無力感に支配される人々。

一方的で反撃すらできず想定外の核攻撃によって滅茶苦茶に破壊されまくる米国各地の風景は、ここまで来ると不謹慎だがある意味で痛快で爽快な茶番劇にせせら笑う。

しかし痛快で爽快なのは映画の中の架空の物語だからこそ言えることで、現実には中国は日本の各主要都市に約2000発のミサイルを照準に合わせている現状。

そのミサイルの中でも核弾頭搭載可能なものも含まれ、いわば日本は中国に脅され続けている状態。

これは架空の映画の中の話しではなく現実、対岸の火事では治らない中国による台湾侵攻は緊張度を増す。

中国が日本に攻撃するなんてあり得ない・話し合いで撃つのを止めてもらおうと現実逃避する輩、日本国民が殺されるまで気づかないであろう脳天気で平和ボケした人には現実を受け止めたくないのだろう。

核攻撃はさて置き相手は相手成りの常識が有り国際的常識・日本の常識など通用せず、更には主権概念もその非常識が現実に数々と行われていることは既に承知の通り。

今年の新年の挨拶で某政治家が『平和ボケな社会を作りましょう』と本当にボケてしまったのか脳が腐ってしまったのか、国民をボケ状態にさせて生命財産を放棄させ危険に晒すような無責任な人がいるものだと呆れ果てる。

この映画が共産主義の脅威に備え軍事費増強のプロパガンダ映画だとしても、最悪のシナリオを想定しながら平和の道を歩むべき最善の解決策を施行しなければ悲劇は再び訪れるだろう。

世界は動いていると言うのに思考停止状態で目の前の危機から目を背けていては、愛する人・大切な人は決して守れない..★,
LEONkei

LEONkei