固執した若さへの欲求。静かにジワジワとマグマの如く病み、荒む主人公グレイが、怖くもあり、美しい。
若き日に描かれた自身の自画像。友人の言葉とその画の美しさに魅了され、自らの老いをこの絵に委ねる。しかし、グレイの犯した罪までもこの画が請け負うことになり、ラストへと向かう。
本作の原作はたぶんいろんなところでオマージュされているように思う。故に結末はなんとなく読めたが、それでも十分魅力ある作品でした😊
主人公のドリアングレイを演じだハードハットフィールドは、もし違う作品で普通に観ていたらスルーしていただろうが、本作では中世的な雰囲気がとてもマッチしていた!役と役者の個性が合致する少ない例ではなかろうか。
派手目の演出を自画像の映し方に託すことで、バランスもとれていて良かったと思う。
ラスト、、、当時映画館で観ていた人たちは発狂したでしょうね😈