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ザ・ファイターのkazu1961のレビュー・感想・評価

ザ・ファイター(2010年製作の映画)
3.8
▪️Title :「ザ・ファイター」
Original Title :「The Fighter」
▪️Release Date:2011/03/26
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards :
第83回アカデミー賞 助演男優賞 助演女優賞
第68回ゴールデングローブ賞 助演男優賞 助演女優賞
▪️Appreciation Record :2019-268 再鑑賞
▪️My Review
デヴィッド・O・ラッセル監督ならではの一筋縄ではいかないスポーツドラマですね。
デヴィッド・O・ラッセル監督、マーク・ウォールバーグ製作・主演によるプロボクサーのミッキー・ウォードとディッキー・エクランドを描いた伝記・スポーツ映画です。ラッセル監督とウォールバーグのコンビは『スリー・キングス』、『ハッカビーズ』に続いて3度目なんですね。第83回アカデミー賞で助演男優賞(クリスチャン・ベール)、助演女優賞(メリッサ・レオ)の2部門を受賞しました。
とにかく前半戦はクリスチャン・ペール演じる義兄ディッキーを中心とした家庭崩壊劇。ヒーローともボクシングとも全く関係ない、ひとりの人間の崩壊を描いた社会問題のドキュメンタリーでした。 これを機に家族の絆は崩壊。そして皮肉にも、ここからマーク・ウォールバーグ演じる弟ミッキーのボクサーとしての地位はグングンと向上して行くことにもなり…。
そして、後半になるとしっかりボクシング映画としても楽しめるんですよね!!
そう、そんなイカれた兄そして家族の夢をのせて結局は戦うんですね!!これが普通のボクシング作品と違うところで、また実話の社会ドラマとしてのリアリティなんでしょうね。
そして、俳優陣の素晴らしいさ。クリスチャン・ベールは頭抜けてますね。最近『バイス』でも驚きましたが、演技があまりにもリアルにバカ兄貴を演じていたために、どっちが主役なんだかわからない瞬間が多くありました(笑)
あと、バカ母役のメリッサ・レオ、実年齢、マークとクリスチャンと10歳しか違わないのに、完璧なママっぷりを演じました。それが助演男優賞と助演女優賞につながったんですね。
エイミーもキリッと素晴らしい演技でしたね!そして可愛い!!
とてもおもしろいボクシング作品、そしてすごい俳優陣、観る価値のある作品です。

▪️Overview
デビッド・O・ラッセル監督が、マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベールを主演に迎え、名ボクサー、ミッキー・ウォードと彼の異父兄ディッキー・エクランドの絆を描いた実録ドラマ。1980年代のマサチューセッツ州ローウェル。米ボクシング界のスター、シュガー・レイ・レナードと拳を交わしたことのあるディッキー(ベール)は街の英雄だったが、戦いに敗れたことから麻薬に手を染め、投獄される。そんな兄の陰でミッキー(ウォールバーグ)は早くからアマチュアボクサーとして実績を積み、頭角を現すが……。クリスチャン・ベールとメリッサ・レオが第83回米アカデミー賞で助演男優賞、助演女優賞を受賞した。(映画com参照)
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