【まとめシネマ】#648
【まとめ】
* シスターOG vs 問題児
* 聖歌隊という枠で出来るブレイク
* 音楽の力を継承する続編
聖キャサリン修道院のシスター達は、ウーピー・ゴールドバーグ演じる主役、デロリスと久々の再会に終始楽しそうなのが印象的。その後の展開でも、前作で音楽の力を知り、成長したため、高校の問題児に対して自信たっぷりに音楽の素晴らしさを伝えているのもGOOD!
一方、本作の物語のきっかけとなる聖フランシス高校の問題児だらけの音楽クラスでは、好き勝手でハチャメチャ。しかし、中には親に反対されて夢を諦めている生徒もいる。デロリスの熱血指導もあって、生徒達も次第に音楽を素晴らしさに、目覚め始める。
前作「天使にラブソングを」との違いは、聖歌隊という枠の捉え方だ。
「1」では、堅苦しいゴスペルしか歌えなかった聖歌隊が、デロリスのアレンジで、様々なジャンルを取り入れ、聖歌隊の枠を飛び越えた多様性のある音楽が楽しめる。
「2」では、若者文化のひとつでもある「ヒップホップ」を、ゴスペルと融合した音楽が楽しめる。しかし、それはあくまでも聖歌隊の魅力のひとつで、ゴスペルの幸福感や高揚感をヒップホップの力で向上している、また違った音楽の素晴らしさだ。
本作は「1」でシスター達が経験した音楽の力を、次の世代に継承し、受け継いでいく、見事な続編だ。