怪盗カップルによる華麗なるダイヤの盗みと恋をコミカルに描いたサスペンスロマンスドラマ。
ピアース・ブロスナンが主演、サルマ・ハエックがヒロインを演じ、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ハリス、ドン・チードルらが共演。
マックス・バデット(ピアース・ブロスナン)と恋人のローラ・シリロ(サルマ・ハエック)は、かつてナポレオンが所有していたという財宝ナポレオン・ダイヤモンドの3つのうち2つを盗んだのを最後に泥棒から引退し、バハマのパラダイス・アイランドビーチで平穏な暮らしを満喫していた。一方、7年間も二人を追いかけて捕まえられなかったFBI捜査官のスタン・ロイド(ウディ・ハレルソン)が管轄外のバハマにやって来て、地元の美人刑事ソフィー(ナオミ・ハリス)と組んで、マックスが島に停泊している豪華客船に展示している3つめのナポレオン・ダイヤモンドを盗みに入るのを待ち構えていた。島を牛耳るギャングのボス、ムーア(ドン・チードル)もダイヤを狙っており、協力してダイヤを窃み出そうとマックスに持ち掛ける。一方でローラはマックスに対して泥棒稼業から足を洗うように再三忠告するのに加えて、ローラが作っているデッキが完成したら最初の夕日を二人で眺めることを約束させるが、この約束を破っってしまう。さらにマックスがローラやスタン捜査官、ソフィー刑事と四人でスキューバダイビングしている最中に何者かにダイヤが盗まれてしまう。果たしてダイヤを盗んだのは誰なのか?
天敵であるはずの怪盗マックスとスタン捜査官が、諸般の事情により一緒に船釣りを楽しんだり、同じベッドで寝るなどゆるい関係がコミカルに描かれており、二人の騙し合いがストーリーを盛り上げる。
さらにローラとソフィーの二人の美女がそれぞれロマンスを繰り広げる。
終盤でのマックスによるローラへのプロポーズが素敵です。
「これまで僕は価値あるものを探し求めて生きてきた だが本当に大切なものは僕のすぐ目の前にあったんだ 君は僕の命だ 今この時から君こそ僕の宝石 いづれ人生の夕暮れに差し掛かって 美しい夕日を君と共に眺めてみたい ダイヤを買ったのは初めてだ 愛している 僕のローラ 結婚してくれ」
「条件が一つ レシートを見せて」
二転三転する結末に最後まで笑わせてくれて楽しめた。
「これで最後よ マックス!」
2024.6 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:原口真由美 訳)