かず

おいしいコーヒーの真実のかずのレビュー・感想・評価

おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)
3.8
コーヒー好きだから、複雑な気持ちになってしまった。

生産国はコーヒーの価値を知らず、身体を悪くしながらも一生懸命コーヒーを栽培し、でも貧困から抜け出せず。

生産者側では、コーヒー豆1kgあたり2ブル、それがお客さんの前では1kgあたり2000ブルの価格になるという。

例えば一生懸命牛丼作ってそれを390円で売って、食うときにお客さんが支払うのは39万円になるということ(だよね?
いやいや、だったら最初からもう少し高く買ってよ!相場知らないし卸すの1人だけだったら交渉の仕方もわかんないよ!

もちろん輸入業者、焙煎業者、バイヤー、小売業者やらなんやら色々な業者を介すけど、それでもコーヒー豆を栽培してるところが「稼いでちゃんも子供に教育を受けさせたい、、」とか言ってるのはおかしいと思った。
フェアトレードってよく聞くけど、本当に大事なことなんだなとこの映画観て学べました。

人の不幸の上に成り立つ幸せ(稼ぎ方)ってなくならないんでしょうか。
そうは言っても、今ある自分の生活も、そういう苦しんでる人がいっぱいいる上での生活なんでしょうか。
生きるって愚かですね。
かず

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