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おいしいコーヒーの真実の海のレビュー・感想・評価

おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)
3.6
原題『BLACK GOLD』
生半可な気持ちではコーヒーを飲めなくなる。コーヒーだけでなく、バナナ、砂糖、カカオ、タバコなどの他の嗜好品も似たような状況なのかもしれない。大企業の利益追求の論理のもと、現地の生産者は産品を安く買い叩かれて、靴も買えない、学校もない、医者にもかかれないほど生活が困窮している。大企業に関わる人すべて、一般消費者のすべてが悪いとは言えないが、結果的に農家を搾取するシステムが構築されてしまっている(しかしながらWTOの会議において途上国が話し合いの席から排除されてしまっているのは明らかに企図されたものと言っていいだろう)。フェアトレード品が実際のところどれだけ生産者を利するものなのか、それも定かではない。

2005年の様子を報じたものなので、2020年現在の状況を知る必要あり。コーヒーが好きなのでもっと産地とか色々勉強したいと思った。
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