滝和也

特攻野郎Aチーム THE MOVIEの滝和也のレビュー・感想・評価

特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)
3.6
ハンニバル、
コング、モンキー、
フェイスマン、
高らかに奏でるあの
テーマソングと共に
あいつらが帰ってきた!

俺は飛行機が嫌いなんだよ!

「特攻野郎Aチーム」

懐かしいですね。あのテーマソング。個性溢れる4人のキャラクターを活かし、ユーモアたっぷりに傭兵部隊の活躍を描くTV作品のリメイク映画。

メキシコの事件から結成されたAチームだが、イラク戦争のある事件で何者かにハメられ、軍事裁判で有罪、収監される。ハンニバルはCIAの手引で脱走。チームメンバーを脱獄させ、彼らをハメたパンクらを追う…。

4人の出会いから、脱走兵とならざる得なかったエピソードを描く特攻野郎Aチーム結成編という作品ですが、TV作品のキャラの特徴やお約束をキチッと守って作られています。毎回ど派手な仕掛けで楽しませてくれたハンニバルの作戦立案、コングの運転技術や飛行機恐怖症、フェイスの詐欺師ばりの女たらしぶり、そしてイカれた天才パイロットのモンキーと。

ハンニバル立案の作戦は毎回奇想天外でど派手(良い意味でふざけてます)でしたから、映画作品となる今回は更に豪快なアクションに転換。戦車が空を飛ぶスカイダイブや高層ビルの壁を走るアクションを展開。まぁCGはご愛嬌と言う所でしょう。ラストも派手ですからね。

このキャラ達に合わせて選ばれたのかなと思わんばかりに、皆イメージにあってました。リーアム・ニーソンにはハンニバルのイメージなかったんですが、最後はそのもの。フェイスのブラッドリー・クーパーは確かにぴったり。コングもクイントン・ランペイジ・ジャクソンでかなり似せてきてます(^^) 一番はモンキーのシャールト・コプリーですね。あのイカれた感じ出てました(^^)

エピソードが4つくらいある割に、120分以内で纏まっていてかなりスピーディーに展開。かと言って雑ではなくて、お金をかけて作ってますし、悪くない。ただ…新しいアイデアは無くて、あくまで焼き直しなので、そこは厳しいかも。

昔のファン向けに作ったとしたら、ある意味原理主義みたいな方もいますから、厳しいし、かと言って新しい方には説明的にならざる得ないし、フザケた部分が気になったりするわけでリメイクは難しいですよね。比較的に良いと思いますが…二作目無かったのは残念。ここから始まるんですけどね〜。
滝和也

滝和也