カフェポタリスト

美女と液体人間のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

美女と液体人間(1958年製作の映画)
3.5
東宝変身人間シリーズの第一作。

さすがに現代では行われなくなったが、1940~80年代は大気中で
500回もの核実験が行われて膨大な放射性物質がばら蒔かれていた。
「ゴジラ」もそうだが、放射能汚染が深刻だった時代の映画は
この問題を扱った映画が多い。本作もその一本で、放射能の影響で
人間が溶けて液体状になるという、荒唐無稽な発想が面白い。

人間が溶解してゆくところなど不気味で、東宝お得意の特撮が見もの。
話も核問題にギャング団や美女役の白川由美(下着姿が拝める)等を絡めて、
なかなか面白い映画に仕上がっている。