Sankawa7

美女と液体人間のSankawa7のレビュー・感想・評価

美女と液体人間(1958年製作の映画)
3.5
Netflixにて

タイトルとアイコンの雰囲気に惹かれ視聴開始、B級な低予算映画を想像していたがとんでもない

マグロ船による不慮の被曝から液体化してしまった人間が元彼女をストーキングするとともに、他の人間を同化させ仲間を増やしていく、円谷英二による特撮もサスペンスストーリーに則った形態となっており非常にレベルが高い
平田昭彦、佐原健二の特撮二大スターに加え、白川由美がかなりの体当たり演技、またアダルトな要素もそれなりに含まれているがストーリーがしっかりしているためB級感はない

エンディングのナレーションはウルトラセブン並の社会風刺を込めた怖さ

まだ戦後十数年、オリンピック前のこの時代にこんなものを作っていた日本恐るべしと思った
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