方眼

燃える平原児の方眼のレビュー・感想・評価

燃える平原児(1960年製作の映画)
4.1
1960年”Flaming Star”。真田昌幸の子、長男信之と次男幸村が東軍と西軍に別れて戦う話、ではない。スター映画として始まり、歌と踊りがあるが、数分でそんなことも忘れて見入るテンポの良さ。キャラクター設定を説明的でない小出しのセリフでわからせる。名匠シーゲル構図としては、バートンの農場での近景と遠景の組み合わせ。手前で家族が話しているところの遠景に来訪者、兄弟の会話の向こうに丘から下りてくる父、男3人家族の真ん中に母が大切にしていた赤い花。町に来た馬上の兄弟の向こうに建物の2階でライフル。来訪→襲撃→撃退や、乱闘でケガ→馬→気づくとベッドなど、編集テキパキとダレない。あと、父のコルト・リヴォルバー扱いが細かい。プレスリーも熱演。記号的演出で、白人はアラビア種に乗り、カイオワ族はアパルーサ種に乗っている。
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