August

セデック・バレ 第二部 虹の橋のAugustのレビュー・感想・評価

3.7
日本軍との戦いを描いた第二部です。
精神と文明の衝突かなというのが一部、二部を通しての印象です。

第二部はほぼ戦闘シーンになり、非常に迫力がありますが、個人的には少し長く感じました。また、体制側の同族が反体制を狩り、逆に狩られるシーンは混乱する。
あえてそういう演出の可能性が高いですが。
しかしながら、自決する際、切腹を想起させる点や集団自決、信仰、掟(ガヤ)は、共通した精神性を感じられる。
文明が異なっているだけなのだと。

日本の前は、清によって統治されていた台湾。描き方次第では反日映画としても可能な題材であるだけに、その期間はどのような時代だったのか考えます。
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