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オーシャンズ13のtjZeroのレビュー・感想・評価

オーシャンズ13(2007年製作の映画)
3.4
『11』はけっこう好き、『12』はかなりガッカリ…ていうスタンスです、自分は。

で、3作目となる本作ですが、脱力系のオチを使った前作よりはマシですが、なんかスカッとしない出来でした。

その理由としては…

① やってることがショボい…生死をさまよった仲間の復讐という動機はあるものの、やってることがホテルへの嫌がらせや営業妨害にしか見えないので気勢が上がらない。

② パチーノがいい人に見えちゃう…悪役のアル・パチーノ。すっかり眼元が優しくなっちゃって”いいおじいちゃん”風。だからひどい目にあっても、ザマアミロ、とまで思えず、むしろお気の毒。(今回は味方側の)アンディ・ガルシアの方が悪役面していた。

③ 手口が陰湿…ターゲットに病原菌を仕掛けたり、媚薬でコントロールしたりと後ろめたい手口。カラッとした明るさは無い。

④ アイディアやアクションが地味…相手をだます画期的なアイディアや状況を突破する眼を見張るようなアクションが少なかった。また、メンバーの個性も希薄で、このヒトならでは…という役割ではなく、たまたまその時手が空いていた人物がミッションに当たってるかのような場当たり感があった。

⑤ 女優がさびしい…前作までお飾り的な役柄だったジュリア・ロバーツだが、いざいなくなると物足りない。意外と大きな存在だった。ヒロインがいないのはさびしいし、メイン・キャスト唯一の女優、エレン・バーキンもワルくは無いけど華は足りなかった。

主要キャストであるバーニー・マックが亡くなってしまった事で『14』は作られないみたいだけど、もし続行するとしてもガルシア、パチーノの『ゴッドファーザー』つながりで、ロバート・デ・ニーロくらいを悪役に持ってこないと苦しいかもしれない。
まあ、そうなると興行成績でギャラをペイできないリスク大だけど(笑)。