ワイカ

オーシャンズ13のワイカのレビュー・感想・評価

オーシャンズ13(2007年製作の映画)
3.7
一気に見ました十数年ぶりのオーシャンズ3部作。個人的には公開当時この13が一番つまらかった、というか駄作だと思っていました。

なぜか。①まず舞台がラスベガスに戻ったのに、敵のスケールが1作目のベネディクトより小さくなった(俳優は超大物ですが)、②仲間の敵討ちがテーマなのに、その仲間があの中ではかなり地味で、これまでの作品で他の仲間たちとの絆みたいなものも描かれておらず、助け出す理由の説得力が乏しかった、③ジュリア・ロバーツもキャサリン・ゼダ・ジョーンズも出てない上に、唯一の女性主要キャストがまったく魅力のないおばさん(キャメロン・ディアスに似てるけど違う。いっそキャメロン・ディアスにすればよかったのに)だった、④12ですごい設定の泥棒として描かれていた敵役がおバカにしか描かれてなかった…などなどでしょうか。

このため見直すつもりはなかったのですが、フィルマークスの評価が思いのほか高かったので久々に見てみることにしました。

すると盗みの手法はかなり面白く、とても計算されていて、意外と楽しめました。最初に見た時のマイナス点もあまり気にならなかったです。でもやっぱりきれいな女優さんは出してほしかったなぁ。

…と思ってたら、このまったく魅力的でないおばさんてエレン・バーキンだったんですね。「シーオブラブ」でもアル・パチーノと共演してたから、このキャスティングは確信犯だったんでしょうか?しかし時の流れとは残酷なもので、そう知ってもまったく魅力を感じませんでした。昔はともかくこの時はすでにただのキモいおばさんです。
ワイカ

ワイカ