台詞の魔力で近未来のディストピアが表現されている中、美しささえ感じてしまう際立つ処刑シーンの何と斬新なこと。アンナ・カリーナの美貌に見合うラブ・ストーリーの如き終盤の展開も快くEDの甘美な劇伴へと…
>>続きを読むベルリン国際映画祭、金熊賞受賞作品。
ゴダール作品をオススメされ、どうしても観たいと思って動画配信やレンタルショップを探しましたが、見つからず…。DVDを購入しての鑑賞。
主人公が声の主に、尋問…
人間的感情が失われたディストピア的な近未来都市を舞台にスパイの奮闘を描いたゴダールのフィルモグラフィにおける異色作。
翌年にトリュフォーも「華氏451」で書物が禁じられた近未来を描いていますが、今作…
非論理的な異物は徹底的に排除される悪魔のような都市α。そこはパリであるはずなのに全く様相を変えたディストピアを思わせる。淡いモノクローム、冷徹なセリフ、死んだ人間の表情。ハリウッド的な視覚効果に物申…
>>続きを読むゴダールの文明批判映画。
ミニチュアを使わず現実のパリを舞台に制作されたSFっていうのが肩書きとしてあるが、そこまで近未来要素は無い。結構フィルムノワール中心のストーリーだった。
ゴダールお得意の実…