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ブルース・ブラザースのionのネタバレレビュー・内容・結末

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

愛しい2人組と全てが馬鹿みたいに愛おしいはちゃめちゃ世界

孤児院出身で出所したばかりの二人組ブルース兄弟が、その孤児院の売却危機を救うための大金を集めるべく、昔のバンド仲間を集め直し奮闘していくドタバタゴキゲンミュージカルコメディ。

ミュージカルは基本的に苦手なのだが、全体的にコメディ色が強く常に楽しく明るい画作りがされているので全く抵抗なく鑑賞できる。

ジェイクとエルウッドのテキトーではちゃめちゃな性格となんだかんだ信頼し合ってる関係性の描写一つ一つが愛おしくてずっと見ていたくなる。

ショッピングモールのあらゆる店と物を薙ぎ倒していくカーアクションやあり得ないくらいに全てを粉々に破壊して吹っ飛ばして行くの気持ち良すぎてめちゃくちゃ上がる。
必死で追跡する警官を差し置いて、爆走中の2人が焦るでもなく「今年はもう新車が出てる」「ハンバーガーショップだ」とかマジでただのドライブ中のテンションで会話してたり、寝起きに家が破壊されても第一声が「9時だな。仕事に行こう。」なのありえん狂ってて最高に好きだ…。
全部がぶっ飛んでるよな。概念的にも物理的にも。

全員憎めないキャラ作りが本当にうまいなと思う。
何にも囚われていなくて、何にも媚びていない。全員敵に回したってたぶん止まらない。これぞエンタメだと思える作品。
ブルースブラザーズみたいな奴らが作った映画なのかなと思う。

ワイはこれが大好きなんや。
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